中津市で整体をしている。遠山です。今日は整体の本来の目的について書きます。
整体治療に来る多くの方は、痛みが出てから痛みを治すために整体治療に来られます。自分でも、予防はしているつもりでも、痛くなる事はあるので、患者さんの気持ちは分かります。
整体で予防する事によって、時間を事由に使えて社会的活動の幅が大きく広がります。逆に予防をしないで放っておくとどうなるか?
働き盛りの方であれば仕事にも影響が出ます。ひどい場合は入院したり手術をしたり仕事が一時的にできなくなる場合もあります。退院した後でも、薬を飲んだり繰り返し病院に通うことで仕事の時間が大きく削られたりします。

それで治ればまだよいのですが、後遺症として何年も何十年も引きずる方もいます。それがひどくなるとまた手術を送り返す方もいます。
このような話しを聞くと、他人事のように聞こえるかも知れません。しかし実際に大きな病院に行くと、手術をするような状態になり仕事ができない人ばかりです。ほとんどの方は、一般の社会人や自営業の方で仕事に大きな影響を与えています。

これは当事者にならないと分からないことなので、自分にも当てはまりますが、整体をせずに体のメンテナンスを放っておいて症状がひどくてに治らない場合、人生に影響を及ぼすことがあります。
当院でも、予防の必要性は伝えますが患者さんによっては「痛みがなくなればもういい」と考える方もいます。そのようなかたには、強く予防での整体を進めることはありません。
何故か・・・それはその人の考え方の問題だからです。大切な時間を治療の時間に使うが社会的な活動に使うか、自由な時間に使うか、そのひと人の考え方の影響が大きいからです。

しかし、当院が行っているDRT整体は、治す事が本来の目的ではありません。本来の整体の目的は肩こりや腰痛の痛みが出ないような体作りをして、その状態を維持するためです。
その考え方は尊重されるべきだと思います。命を使う時間は限られています。時間を何に使うかは、命を何に使うかに等しいからです。
私は、予防をしっかりとしないということは「命懸けで予防しない」ということだと解釈しています。命懸けの選択は尊重されるべきで、その責任は当人が背負ことになると考えるからです。まぁ、大げさに感じるかもしれませんが、自分自身の健康も含めて整体でなくても、予防の大切さは伝えていこうと思います。
つまり定期的に整体で予防する事によって肩や腰や膝などの痛みが出ない体作りをする事が本来の目的なのです。